今回は、タバコを吸うと「脳梗塞になる理由」を解説します。
「タバコを吸うと、脳梗塞になる」と聞いたことはありませんか?
「大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)」の報告によると、タバコを吸うことで脳梗塞になって死亡するリスクが2~3倍になることがわかっています。
<大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)>
1988年から運用されている日本の大学病院と医学生物学研究者向けの情報ネットワーク
そこで今回は、タバコを吸って「脳梗塞になる原因」や「発症を防ぐ方法」を解説します。
この記事を読めば、
- 喫煙によって脳梗塞になる理由
- 症状を防ぐ方法
- 脳梗塞の心配がない!安全なタバコとは?
といった内容がわかります。
さらに脳梗塞の前段階である、気絶や失神しないための予防方法も紹介しているので、併せて参考にしてください。
喫煙で脳梗塞になる原因と治し方
喫煙で脳梗塞になるメカニズム
長期間にわたりタバコを吸い続けると、ニコチンが動脈硬化を引き起こし、さらには脳梗塞により倒れることがあります。
動脈硬化とは、健康な血管が硬くなったり、もろくなったりすることです。
タバコに含まれているニコチンは、血液中のコレステロールを酸化させ、善玉コレステロールを悪玉コレステロールに変えてしまいます。
悪玉コレステロールは、血管の壁に入り込んで蓄積し、血管の壁を厚くしていきます。
その結果、動脈硬化が起こります。
脳梗塞で倒れた人は、体に重い障害が残ったり、最悪の場合は死んでしまうこともあります。
喫煙で失神/気絶するメカニズム
タバコを吸って失神/気絶する原因は、この動脈硬化による脳梗塞以外にも、「脳が酸欠状態」になってしまう事でも起こります。
タバコには、一酸化炭素やニチコンなどの有害物質が含まれています。
一酸化炭素には、全身に酸素を供給するヘモグロビンと結びついて、酸素の供給を妨げる作用があります。
ニコチンには血管収縮作用があるため、タバコを吸うことで血液の流れが悪くなり、結果的に酸欠状態に陥ります。
このように、一酸化炭素やニチコンの影響で脳が酸欠に陥り、頭がクラクラしたり、そのまま気絶/失神してしまうケースもあります。
■■■の治し方・症状を防ぐ方法
休憩して、ニコチンを抜く。ラクな格好で
水分を飲む