今回は、タバコを吸うと「喫煙で頭痛が起こる理由」を解説します。
タバコを吸うと「頭が痛い」「クラクラする…」と感じたことはありませんか?
これはタバコに含まれるニコチンの悪影響を受けている可能性が高いです。
そこで今回は、喫煙で「頭痛が起こる原因」や「頭痛の治し方」を解説します。
この記事では、
- 喫煙で頭が痛くなる理由
- 頭痛の症状が出たときの対処法
- 頭痛が起きない!安全なタバコとは?
といった内容を紹介しています。
この記事を読めば、頭が痛くなる「原因やメカニズム」だけでなく、「症状の治し方」も理解できます。
喫煙で頭痛が起こる原因・メカニズム
タバコを吸うことで起こる頭痛は、「急速な血管の拡大」もしくは「快楽物質の降下」が原因で発症します。
急速な血管の拡大
タバコの煙には、ニコチンが含まれます。
このニコチンには「血管収縮作用」があり、全身の血管が小さくなって血液の流れが悪くなります。
煙を吸い込むたびに体内のニコチン濃度が変化するため、「血管が収縮したり、収縮していた血管が急激に戻る」といったことが繰り返され、その反動で頭痛や片頭痛が引き起こされます。
[kaisetsu]
頭痛薬は、頭痛を感じる
快楽物質の降下
さらに、タバコを吸った脳内では「ドーパミン」や「セロトニン」といった快楽をつかさどる神経伝達物質の分泌が促進されます。
中でもドーパミンは、筋肉の運動を調整する物質でもあります。
喫煙のストップで神経伝達物質の分泌が少なくなると、筋肉の硬化によって頭痛や肩こりなどが生じるでしょう。
頭痛はいつまで続く?治し方は?
頭痛はいつまで続く?
ヤニクラによる不調は、早い人で30分、通常は2時間程度で回復します。
[kaiwa-1]タバコを吸い終わってから体内のニコチン濃度が半減するまでにかかる時間が約2時間であるため、「ヤニクラの症状は数時間で収まる」と言われているよ
【もっと詳しく知りたい】ヤニクラはいつまで続くの?
頭痛の治し方・防ぐ方法は?
休憩して、ニコチンを抜く。ラクな格好で
水分を飲む
タバコによる頭痛は、急速な血管の収縮が原因で発症します。
喫煙によって体内のニコチン濃度が変化し、短時間のうちに血管の拡大や収縮が繰り返され、その反動で頭痛が引き起こされます。
ニコチンは脳だけでなく、胃や十二指腸などの消化器官に悪影響を与え、吐き気や胸焼けを引き起こします。
さらに体内に取り込まれたニコチンは、胃の粘膜を駆け巡る毛細血管へ運ばれて胃の機能や粘膜の免疫力を低下させます。
タバコを吸うことで、「ふらつき」や「眩暈(めまい)」といった症状が起こることがあります。
その原因は、ニコチンの血管収縮作用により、血管が小さくなって血液の流れが悪くなるからです。
具体的な症状としては、「気が遠くなる」「自分や周囲が回転している感じがする」「目の前が真っ暗になる」などがあります。
ふらつき・眩暈(めまい)はヤニクラの初期症状
「立ち上がると、ふらふらする…」
「めまいがしてうまく歩けない…」
タバコを吸っているときにこのような症状が起こったら、それはヤニクラの初期症状です。
ヤニクラによる眩暈やふらつきは、脳内の酸素が不足しているサインです。
血液は脳に酸素を供給する役割を担っていますが、人間の頭部は身体の中で一番高い場所にあるため、重力によって血液が脳まで行き届きにくくなっています。
めまい以外にも、冷や汗、不安感、吐き気、動悸を伴うことも多いです。